【感想・ネタバレ】完全回避ヒーラーの軌跡【なろう系マンガレビュー】
Youtubeに投稿した動画の内容をぎゅっとまとめてご紹介するコーナーです!
情報
作品名:完全回避ヒーラーの軌跡
原作者:ぷにちゃん
キャラクター原案:匈歌ハトリ
漫画:倭ヒナ
出版:KADOKAWA(MFC)
「小説家になろう」にて投稿が開始され、現在完結して削除済み。
2018年6月より小説版の書籍が発売。コミカライズもされ、2019年10月にコミックス版が発売されました。
2021年7月現在、小説版は6巻、コミックス版は4巻まで刊行されています。
あらすじ
主人公の「桜井広希」は、電車内でスマホゲームをしていたら突然異世界へ拉致されてしまいました。
広希の他に2名、男女が共に召喚されていました。
「渡辺蓮」と「小鳥遊るり」
テンプレ通り「魔王を倒してくれ」と傲慢そうなデブ王に頼まれます。
なろう系特有のステータス表示をすると、
攻撃・防御・命中・魔力・回復・回避の6種類の内、広希は回復値が100、それ以外が1の「プリースト」でした。
「ヒーラーか」
と口走ってしまったことで、プリーストの下位職の「ヒーラー」と思われてしまいました。
更に、初期に50ポイントという、割り振れるステータスを持っており、それを全て「回避」に極振り!
ゲーマーとして、ヒーラーの理想形と思っている「回避ヒーラー」を目指した結果でした。
しかし、王は激おこぷんぷん丸。
牢屋に放り込まれてしまったが、他の二人のおかげで釈放されました。
帰還の方法を探るため、国王側を見張る二人の代わりに、自由に動ける広希は旅に出ることになったのだった・・・
感想
凄くゲーム的なステータス
ものすっごくゲーム的ですよね。
ステータス表記にポイント割り振り・・・
しかし、ステータスのせいで、職業の上位下位でどう違うのか分からないんですよ。
「プリースト」と「ヒーラー」って何が違うの?
ステータスを上げていけば、ヒーラーであっても強い回復力を持てるはずですから。
ゲーム脳に侵され過ぎて、現実でもゲームをしちゃう狂人
「回復」のステータスは、ヒーラーであっても十分なほどあるからと言って、「回避」に割り振りますか?
「防御を上げても、攻撃を受ければダメージになり、自分も回復させないといけなくなるから」
という理屈は分かります、すごくわかる。
でもこれ、ゲームじゃないんですよ、現実なんですよ。
例えばブレスなんかの範囲攻撃されたら当たると思うんですけど。
一撃でも食らったら即死だと思いますけれど。
大体、ゲームであっても、回避をいくら上げたからって食らう時は食らいますよね。
そんなギャンブル的なステ振りを現実世界でするなんて、もはや狂人の行いなんですよ。
そしてね、50ポイントも回避に割り振った割には、牢屋へ連れて行かれる時に捕まってるんですよねー。
自己アピールド下手か!
その後、ご定番の冒険者ギルドでパーティーを組もうとしていたのですが、皆さんは主人公の立場だったらどう自己紹介しますか?
珍しいヒーラー(プリースト)
回復100、回避51、残り1のステータス
何はともあれ「回復100のヒーラーです」
と長所を言いますよね?
数値を隠すのであっても、回復が非常に高い、と言っても良いですよね?
我らが主人公は違いますよ!
要約すると
「ヒーラーです。俺には回避があるんで守ってもらわなくて大丈夫です!」
王城でのやりとりすっぱり忘れちゃいましたか?
貴方はどうして牢屋に閉じ込められたか覚えてないんですか?
ほんの数時間前の出来事じゃないんですか?
回避に割り振って無能呼ばわりされたこと。
せめて回避のステータスが高いって伝えましょうよ。
恐らくですよ?恐らく、ダンジョンを一人で入って「回避すげーーー!」ってやりたいんですよね?
でも、そのために主人公の知能を下げるのは良くないですよ。
展開次第でキャラの知能を神からサルまで自由に変更しちゃ駄目ですよ。
作者の思い通りに動かせる操り人形じゃないんですからね。
主人公の行動が気にならないという方は、ぜひご覧になってみて下さい。
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