【感想・ネタバレ】ポーション頼みで生き延びます!【なろう系マンガレビュー】


Youtubeに投稿した動画の内容をぎゅっとまとめてご紹介するコーナーです!

情報

作品名:ポーション頼みで生き延びます!
原作者:FUNA
キャラクター原案:すきま
漫画:九重ヒビキ
出版:小説版→講談社(Kラノベブックス) 漫画版→講談社(シリウスKC)

小説投稿サイト「小説家になろう(作品URL:https://ncode.syosetu.com/n6088cy/)」にて2015年11月より連載が開始され、

「水曜日のシリウス」にてコミカライズ版が連載され、「シリウスKC」より漫画版が発売されました。

2021年8月現在、小説版は7巻、漫画版は8巻まで刊行されています。

あらすじ

残業で疲れていたせいか、フラリと目眩がしてしまい目を瞑った主人公「長瀬香」

目を開けると、真っ白な空間にいて、人類から「神様」と呼ばれる高次元の存在がいました。

時空の裂け目を直そうとしたら巻き込んでしまい、体が裂けて死亡させてしまったようです。

現地世界へは影響力が大きすぎて生き返らせる事はできないが、異世界になら転生させる事ができるとのこと。

もちろん、文明的には西洋のローマ時代程度の世界です。

科学にまみれた現代人が行くには余りにも生きづらい世界ですが、そこしか無いみたいです。

 

「そんな過酷な場所へ行くんだから、「チート能力」はもちろんくれますよね?」

「あと、幸せな生活を送りたい(結婚したい)ので遺伝子情報はそのままで若くして下さい」

「あと、楽したいので会話と読み書きがも出来るようにして下さい」

「当然それくらいの権利はありますよね~??」

 

と迫りに迫って、異世界の同族によくよく言っておくことを確約させました。

そして異世界の女神様役の人は、尊敬して止まない地球の同族と直接会え、お願いまでされちゃったので

 

「サービスしちゃいますよ!」

 

と口を滑らせてしまい・・・

 

「【私が思った通りの効果がある薬品を自由に生み出す能力】を下さい」

「あ、でも容器がないと大変なので、【その時に私が思った通りの容器に入って出てくる】にして下さい」

「神様のミスで地球に住めなくなった不利益のほんの一部をカバーする能力ですが、我が儘ですかねー?」

「でもこれじゃあ幸せな生活は送れないので、容量無限の【アイテムボックス】の能力も下さい」

 

とゴリ押しして、15歳の肉体と、

  • 思った通りの効果がある薬品を自由に生み出す能力
  • その時に、思った通りの容器に入って出てくる能力
  • 容量無限、時間停止のアイテムボックス
  • あらゆる言語(人間・動物・魔物問わず)で会話・読み書きが出来る

4つのチート能力を貰って、いざ異世界転生!

しかし!

なんとこの世界、魔法は存在してはいるが、何十年も修行をしてようやく指先から小さな炎を出せる程度の技術であり、もちろんのこと回復魔法なんてものも、ポーションなんてものも存在していませんでした。

流石チート能力!

この能力で一体カオルはどうやって過ごして行くのか!?

感想

 強欲ぅ!

相手は別に神様な訳じゃないんですから、うっかり体を裂いちゃっても、見なかった事に出来るんですよ。

そうすれば、魂は輪廻転生して新しく生まれ変わっていたと思うんです。

でも、それをわざわざ救って、転生させてあげるよって言ってるんですよ。

主人公自体、

「いいんですよ、運が悪かっただけですよ」

って許してるんです。

許してるって事は、本来水に流して何も請求できないってことですよ。

私はそう思っています、本当に嫌だと思ってたら謝罪は受け入れちゃ駄目です。

それなのに、謝罪を受け取って、もう良いですよ、と水に流した癖に、

次から次へと要求して、チート能力を3つも貰ったのが、私はうんざりしました。

自分第一!

異世界でポーションを使って、冒険者の傷を直したことが貴族にバレてしまい、利用してやろう!

と屋敷へ招待された場面。

メイドに扮して逃亡を図る際に、部屋にある家具や衣類を全てアイテムボックスに入れて、昏睡させたメイドの服を脱がせて、それで変装をして見事脱出!

なわけですが・・・

一応シーツは掛けていますが、年端もいかぬメイドを下着?全裸?姿にさせて放置ですよ。

一着くらい残して、着させて上げましょうよ・・・

この貴族やメイドにそこまで恨み持っているわけではないのにこの所業ですよ。

何この傍若無人っぷりは・・・と思い、ついて行けないなーてなりました。

後々、メイド服は返して上げているのですが、中世ヨーロッパ程度の文明レベルで、貴族の家の一メイド宛てに宅配便を送ってちゃんと届くとは思えないんですよね。

名前も分からないはずなのに、どうして送れたの?届く自身あったの?

「私、良いことしてますよ」アピールが気持ち悪いレベルなんですよね。

別な巻でも、名前も知らない一門番に対して同じことしてますからね。なんで届くのかが分からなかったです。