【感想・ネタバレ】転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~【なろう系マンガレビュー】


Youtubeに投稿した動画の内容をぎゅっとまとめてご紹介するコーナーです!

情報

作品名:転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~
原作者:進行諸島(GAノベル/SBクリエイティブ刊)
キャラクター原案:風花風花
漫画:彭傑(Friendly Land)
出版:スクウェア・エニックス

小説投稿サイト『小説家になろう』で連載開始されましたが、現在は削除済み。

2018年5月よりGAノベルから書籍版が発売。マンガUP!よりコミカライズもされ、2018年9月よりコミックス版が発売。

2021年7月現在、小説版が9巻、コミックス版が12巻が刊行されています。

また、スケジュールは未定ですが、アニメ化もする予定です!

あらすじ

何者かに異世界の森の中に召喚されたブラック企業勤めの社畜「佐野ユージ」

何故か足元にいたスライムに懐かれ、勝手にテイムしてしまう。

廃屋にあった魔導書読んで魔法たくさん覚えたヤッター!

噛ませ犬「ドラゴン」がやってきて、メチャクチャ強い魔法【終焉の業火】で辺り一面消し炭に。

魔法強すぎ、と認識する。

そしてなんやかんや近くの街に着くことができ、冒険者として活動を始めるのだった。

感想

こちらも「黙れドン太郎」のようにちょっと有名な作品ではないでしょうか?

原因であろうこの広告を目にした人は多いと思います。

この作品の悪いところがこの一枚にギュッと集まっているのがホント奇跡ですよ。

俺が弱すぎって意味だよな?

©進行諸島,彭傑(Friendly Land) 漫画「転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~」1巻より

・無気力な半目

・背景なし

・無自覚鈍感

どうしてこうなってしまったのでしょう・・・

テイマースキル

最初に転生してからの流れはよくある説明不足ななろう系テンプレって感じで好きではないですけれど、

テイマースキルの使い方は面白いと思ったんですよ。

テイムしたスライムを通じて、魔法を発動したり、視覚を共有したり・・・

もっとテイマースキルだけを全面に押し出していけば良かったのに、と思ってしまいました。

無自覚鈍感系主人公

ブラック企業に勤め過ぎて思考回路がショートしちゃったまま異世界に来ちゃった思考能力が低すぎる可哀相な人って感じです。

冒険者登録のために、用紙にステータス通りの使える魔法を書いていくんです。

それを見た受付嬢に、本当に嘘を書いていないかを聞かれてしまいます。

それを聞いてユージは何故か

(弱すぎるのだろうか?)

と思ってしまうのです!

え?なんで?どうして?

嘘をついたらダメだよ、と言われているだけなのに、どうして弱すぎるに繋がるのかな?

(虚勢や見栄を張っていると思われているのか)なら分かりますよ。

どう考えても、色んな属性の魔法を使える人間が弱いはずないじゃないですか。

やっぱり思考回路が破壊されてるんですね・・・

そして、冒険者になるための試験を受けることになったのですが、もうね・・・自分の力理解してなさすぎて気持ち悪いです。

一緒に試験を受けている人達がいるんですよ?

その様子を見れば、自分がどれだけ異質で強いのかというのは誰だって理解するはずなんです。

「無自覚鈍感系主人公」なんて言わないで、単純に自己評価が出来ていない・・・

言い方悪いですけど、おバカ、低能、社会不適合、といった感じでしょうか。

ブラック企業で2徹3徹に持ち帰り仕事当たり前なのに転職しないような人ですし。

ホントに無能感漂いますよね。

そんな人がいきなりすごい魔法たくさん覚えたって自分がすごい人間だって気づけないのもしょうがないですよね。

というくらい気持ち悪い主人公でした。