【感想・ネタバレ】異世界薬局【なろう系マンガレビュー】


Youtubeに投稿した動画の内容をぎゅっとまとめてご紹介するコーナーです!

情報

作品名:異世界薬局
原作者:高山理図
キャラクター原案:keepout
漫画:高野聖
出版:小説版→KADOKAWA(MFブックス) 漫画版→KADOKAWA(MFC)

小説投稿サイト「小説家になろう(作品URL:https://ncode.syosetu.com/n8541cr/)」にて2015年7月より連載が開始され、「MFブックス」より小説版が発売されました。

「ComicWalker」と「ニコニコ静画」にてコミカライズもされ、「MFC」より漫画版が発売されました。

2021年8月現在、小説版が8巻、漫画版が7巻まで刊行されています。

また、放送時期はまだ未定ですが、アニメ化もされる予定です!

あらすじ

国立大学の薬学研究科で准教授をしている「薬谷完治」

多忙に多忙を極め、新薬の実験中に過労死。

常に患者のことを思いながらも、患者の傍らに寄り添うこともなく、

自ら養生することすら忘れていた薬学者の人生は幕を閉じた・・・

物語終わり・・・

かと思いきや!

雷に打たれ、心肺停止していた「ファルマ・ド・メディシス」という貴族の子どもに乗っ取り完了。

どんな物質も構造式が分かっていれば作れるし、

本来は、一生に使える量が決まっている「神術」という魔法みたいなものも無限に使え、

左手をかざしながら人を見ると、具合の悪い箇所が光って見え、

影がなくなってしまっていました。

これは薬神様が乗り移ったのでは無いかと家庭教師に恐れられてしまうファルマ。

しかし、なんとか誤解を解き、薬神様として見られるようになりました。

この世界の医療技術は、中世レベルの怪しげな呪術めいた民間療法が流行っており、

誰もが正しい医療を受けることが出来ていませんでした。

あり得ない程の能力を得た元ファルマの完治は、この世界をどうにかしなければと思うのだった。

感想

漫画家の力ではどうしようもない作画

漫画家の力ではどうしようもない作画が一つあるんですよ。

「神眼」という、人の具合の悪い部分を見ることが出来る能力を使う際。

具合が悪い箇所は青く光り、その症状と病名が一致すれば白く光り、適切な処方名を言うと消えるんです。

でもね・・・

白黒の漫画では青か白か分からない!

症状©高山理図,高野聖 漫画「異世界薬局」1巻より引用

これはどうしようもないことだと思うんですが、何かしら出来なかったのでしょうか?

一般的なコミックスとの相性が悪くて残念でした・・・

肉体乗っ取り

雷に打たれ、恐らく死亡して魂が抜けてしまったファルマ君の体に憑依し、

乗っ取りに成功したわけですが、その際記憶だけは引き継いだようなんです。

その証拠に、ファルマ君が読んでいた薬術関連の本の中身は暗記していたんです。

でも、自分のことや親族、家庭教師の存在など全く覚えていないんですよ。

これはガバ設定なのか、薬神ということで薬術関連の知識だけは残されたのか・・・

どちらなのか判断しづらいんですよね(汗)

記憶が残っていたら、少しくらいファルマ君の人格というか性格が入ってきそうなんですが・・・

でも、薬術関連の書物を読んだ時にファルマが

「これは「元のファルマ」の記憶だ」

って言うから、記憶は引き継いでるんだなーって思っちゃったんですよね。

だったら、どうして他の事は覚えてないの?って思ってしまうんです。

ちょうど運良く、薬術関連しか記憶に無いっていうのは都合が良すぎるなーという感じ。

憑依系だったら、完全に過去の事は忘れるか、記憶を引き継ぐかのどちらかにした方がスッキリするのにね。