【周辺記録#004】踏切を渡った者が見る“死の夢”【廃線の呪い】|桜池町の怪異

※本稿は、桜池町で確認された異常現象の一例として、
編纂・保存されている記録の一部である。

廃線に伴い昭和62年に廃止された踏切がある。

当該踏切に関連する幻覚・幻聴体験の報告が相次いでいる。

体験者は踏切を一度でも通過しており、
その日から以下のような症状が出始める。

定期的に「誰かが踏切で電車に轢かれる夢」を見るようになる。

夢の登場人物や場所は毎回異なるも、
必ず電車にぶつかった瞬間に目覚める。

夢の発生頻度は徐々に増加していき、
当初は数年に一度だった夢がやがて毎晩になる。

以降は覚醒時にも以下の異常現象が確認される。

  • 踏切音やレール音の幻聴。
  • 視界内に「遮断機や電車」が一瞬現れる幻視。
  • 風景を例の踏切と誤認識するようになる。
    (自宅周辺が"例の踏切"に見える、等)

最終的には夢と同様の動きを取り、
事故死する例が報告されている。

現在のところ、発症後に回復した例は確認されていない。

事故は信号無視や飛び出しとして処理された記録が残っている。

いずれも自殺として処理されているが、
遺書や動機を示す記録は見つかっていない。

なお、死亡者の一人が残した録音記録の中には、
存在しない遮断機音と電車の走行音が含まれていた。