【周辺記録#005】フェンスに結ばれる赤いリボン|桜池町の怪異
※本稿は、桜池町で確認された異常現象の一例として、
編纂・保存されている記録の一部である。
毎年、同じ日に川沿いのフェンスに赤いリボンが結ばれる。
結ばれる瞬間を目撃したという報告はない。
気付いた時には、すでにそこにあるという証言がほとんどである。
リボンを手に取った者は、
背後にランドセルを背負った少女が立っているような感覚を覚えるという。
振り返っても姿は確認できない。
身体的な被害が生じたという記録は、
現在まで確認されていない。
ただし、所持を続けている間、
背後から見られているような違和感が断続的に続くと報告されている。
この感覚は時間帯を問わず発生するという。
オカルトコレクターの金子一輝氏は、
発生日に合わせて現地で24時間配信を行った。
目的は、リボンが結ばれる瞬間の確認であった。
配信中、フェンスに異常は確認されなかった。
配信終了後、
金子氏の手首に赤いリボンが結ばれていることが確認された。
金子氏はこれを強い興味の対象として受け止め、終始喜色を示していた。
当該リボンは、そのまま氏のコレクションとして持ち帰られている。

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