【WEB小説レビュー】彼は、英雄とは呼ばれずに1-2『自警団の誇り』
WEB小説のレビューをお願いされている作品で、備忘録も兼ねて、1話ごとに大まかなあらすじや良かった所・悪かった所を書いて残していこうと思います。
区切りの良い所まで来たら、動画化しようと思っております。
今回は、作者「トド(Tiwtter:@todochan5)」様の作品
「彼は、英雄とは呼ばれずに」(小説家になろう:https://ncode.syosetu.com/n4443gc/)の1章2話の内容です。
主要登場キャラ
レイ:自警団員。金髪に鋭い目つきの少年。17歳。自警団に誇りを持っており、冒険者風情が自警団の制服を着るのに憤りを感じている。
キール:自警団員。レイの後輩であり相棒。16歳。人懐っこい顔立ち。剣の腕はそこそこだが、賢く、抜け目ない性格。
ジェノ:冒険者。17歳。顔立ちは非常に整っているが、無表情で愛想がない。
あらすじ
自警団員のレイとキールは、冒険者のジェノと共に夜の巡回に出ることに。
平和が長く続き、自警団の運営費が削られているようで、仕事内容が過酷な上に給料も良くなく、人手不足に苛立ちを隠せないレイは見回りを続けるのだった。
感想
猿の化け物騒動で、夜間の外出禁止令が出ているせいで、閑散とした街を表現した回でしたね。
昨今のコロナ事情にも重なって見えてしまいます。こんな感じで街中が閑散としている場所もあるんでしょうね。
どう書けばいいか、というのは難しいのですが、もう少し閑散としている感じを表現するともっと良いのかなと思いました。
普段はたくさんの酔っ払い達が行き交い、いつも手を煩わせているのに、どこの店も明かりが灯っておらず、この季節だからとは違う冷たい空気が流れている。 その中で、いつもは人混みに紛れて景色の一部になっていた娼婦達の姿がくっきりと浮き彫りにされてしまっている。
みたいな?
せっかく、非常事態中でも仕方なく働かなければならない人達を出しているんですから、普段とは違う町並みと共に表現してあげると良いと思うんです。
でも全然人通りもなく、化け物に襲われるかもしれない状況なのに、無理にでも明るく振る舞う娼婦達はすごく良いなぁって思います。
ただ閑散としているだけではなく、この危ない状況下でも自分達と同じように働かなければならない対照的な職業を出すのが良かったです!
そして、1話では一人称視点で文章が書かれていたのですが、今回は三人称視点での書き方でした。
主人公のイルリアじゃないからでしょうか。
書き方が複数ある構成は読みやすいのかなぁ?
という2話でした。
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