【WEB小説レビュー】彼は、英雄とは呼ばれずに1-1『事件』
WEB小説のレビューをお願いされている作品で、備忘録も兼ねて、1話ごとに大まかなあらすじや良かった所・悪かった所を書いて残していこうと思います。
区切りの良い所まで来たら、動画化しようと思っております。
今回は、作者「トド(Tiwtter:@todochan5)」様の作品
「彼は、英雄とは呼ばれずに」(小説家になろう:https://ncode.syosetu.com/n4443gc/)の1章1話の内容です。
主要登場キャラ
イルリア:本作主人公。17歳。
肩で切り揃えらられた赤い髪に気の強さがにじみ出たツリ目。
ジェノ:有名料理店「パニヨン」のウェイター兼冒険者。17歳。
無表情。メルと一緒にパニヨンで共同生活をしている。
メルエーナ:愛称「メル」17歳。「パニヨン」のウェイトレス。
栗色の髪に大人しそうな雰囲気の少女。家事全般得意。ジェノと一緒にパニヨンで共同生活をしている。
バルネア:有名料理店「パニヨン」の店長で唯一の料理人。30代半ば。若作り。
金色の長髪で、非常に気さく。国王に「我が国の誉れである」と讃えられる程に料理の腕がある。ジェノとメルの親と知り合いで、社会勉強の一環で二人を下宿させている。
あらすじ
エロマイラム王国の首都「ナイム」では最近、巨大な猿の化け物が現れ、毎晩死傷者を出している。
そんな中、有名料理店「パニヨン」が今日も毎晩街の警備をしてくれる自警団にために、料理を振る舞っていた。
自警団から冒険者ギルドへ依頼があったため、「ジェノ」も自警団としてかり出されていた。
そんなジェノを見送った主人公「イルリア」は、同じ屋根の下で暮らしている「メル」や「バルネア」を心配させている事に激怒するのだった。
感想
一人称視点だと、主人公の容姿についてはほとんど書かれないけれど、「鏡に映る自分」という表現で描写しているのはすごく良かったと思いました。
メルエーナの呼び方はずっと「メル」だったが、一箇所だけ
私の抗議の声に、しかしバルネアさんは、メルエーナと一緒に楽しそうに微笑むだけだ。
とフルネームで書いてあったのが気になる部分。一人称視点のままだから、ずっと愛称呼びの方が良いと思うの。
そんな彼女にウエイターのジェノとウエイトレスのメルエーナを加えた三人が、この料理店<パニヨン>のメインスタッフだ。
という文章はフルネームでも良い気がしました。これは「パニヨンのスタッフ」としての説明だから違和感は感じなかったかな。
後は、バルネアの説明に「若作りであり」とあったけれど、30代で若作り…?
10代、20代に見えるような厚化粧でもしてるってことかしら。30代なのに若作りしているっていうのはあんまり聞かないからびっくり。
「若作り」って言ってるんだから、「若さには気を使ってて、若作りをしてこれくらいの年齢に見えるけれど、実際は30代半ばで〜」という書き方なら分かるんですけれど。
1話の感想はこんな感じでした。
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