「ダンジョンで成り上がれ! ~幼馴染からも嫌われてゴブリンにさえ勝てなかった俺が、ダンジョンルーラーの指導を受けたら強くなれたので妹と無双します~」
の感想をまとめています。動画ではかなり辛口に語っていますが、
この記事では特に致命的だと感じたポイントを簡潔に整理していきます。
作品情報
作品名:ダンジョンで成り上がれ! ~幼馴染からも嫌われてゴブリンにさえ勝てなかった俺が、ダンジョンルーラーの指導を受けたら強くなれたので妹と無双します~
原作:うし。
漫画:山珠彩貴
出版:バンブーコミックス(竹書房)
ジャンル:現代ダンジョン/学園/成り上がり/無双
小説投稿サイト「カクヨム」にて2021年11月より掲載が開始されました。(作品はコチラ)
あらすじ
日本にダンジョンが出現して30年。
探索者育成のための専門学校が存在する世界で、主人公・碧月矜一は、
なぜかレベル1のまま成長せず、周囲から見下される日々を送っています。
ある日、ダンジョンでゴブリンに囲まれ瀕死になった矜一は、
ダンジョンルーラーを名乗る天城矜持に助けられます。
そこで、幼少期にダンジョンマスターから
「経験値を吸われる呪い」を受けていたことが判明。
ダンジョンマスターが倒されたことでレベルが上がるようになった矜一は、
天城から修行を受け、短期間で強くなる、という流れです。
感想
主人公の性格の悪さが擁護できないレベル
本作で最も厳しいと感じたのは、主人公の性格そのものです。
「強くなれますか? だったらお願いしたいです」と涙ながらに頭を下げ、
自ら修行を望んだにも関わらず、
その直後から判断や態度が極端に自己中心的になります。
自分で同行を認めた相手に対して、
ダンジョン内では不満を漏らし、
挙げ句の果てには「金を払うから帰ってくれ」と追い返そうとする。
これは葛藤や迷いではなく、
自分の都合が悪くなった途端に相手を切り捨てようとする態度
にしか見えません。
周囲への配慮も責任感もなく、
その場の感情と効率だけで他人を扱うため、
主人公として共感するのはかなり難しいと感じました。
重要そうな設定が物語に活かされていない
婚約契約指輪や「経験値を吸う呪い」など、
一見すると物語の核になりそうな設定が登場します。
しかし、どれも十分な説明や役割を与えられないまま処理され、
物語を動かす要素として機能していません。
設定が多いわりに、それらが積み重ならないため、
世界観に説得力を感じにくくなっています。
読者が見たい場面を描かない構成
修行によって強くなる、という展開自体は王道ですが、
肝心の修行描写は非常にあっさりしています。
一方で回想シーンは長く、
成長の過程や変化が十分に描かれません。
結果として、強くなったことに対する納得感やカタルシスが
薄れてしまっています。
動画版ではさらに踏み込んで話しています
この記事では、作品の構成や設定について
特に気になった点を整理しました。
主人公の細かい言動へのツッコミや、
「それ言っちゃう?」という場面については、
下の動画でかなり率直に語っています。
まとめ
アイデア自体はよくある現代ダンジョンものですが、
- 主人公の言動に一貫性がない
- 設定が物語に活かされていない
- 構成が読者の期待と噛み合っていない
といった点が重なり、
読み続けるモチベーションを保ちにくい作品だと感じました。
辛口な意見も含めて楽しみたい方は、
動画版もあわせてどうぞ。
※本記事は一読者による感想・批評です。

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