【周辺記録#006】入れ替わるお地蔵様|桜池町の怪異
※本稿は、桜池町で確認された異常現象の一例として、
編纂・保存されている記録の一部である。
送ヶ原公園の奥、植え込みの裏手には、
七体のお地蔵様が並んで設置されている。
いずれも古いが、倒れたり欠けたりすることは少なく、
長い間、数も配置も変わっていないとされていた。
ある日、
七体並んでいたはずのお地蔵様の列に、
見覚えのない一体が混ざっていることに気付いた。
そのお地蔵様は、
首がなかったり、腕が欠けていたりと、
どこかしらが大きく損なわれていた。
一方で、
それまで同じ位置に立っていたはずのお地蔵様は
姿を消していた。
数日後、
同じ位置に立つそのお地蔵様を確認したところ、
以前見られた損壊はなくなっていた。
いつ修復されたのか、
それを見た者はいない。
悪戯や不法投棄も疑われたが、
明確な痕跡は確認されなかった。
以降、
同様の現象が断続的に確認されている。
損壊の状態は毎回異なり、
完全な形のものが、最初から現れた例はない。
いずれも、
「長く使われてきた」ような傷み方をしている。
しかし、
破損したお地蔵様が、
そのまま残されていた例はない。
なお、
この公園が「送ヶ原」と呼ばれる由来については、
現在調査中である。
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