【感想・ネタバレ】劣等眼の転生魔術師 ~虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く~【スピンオフが面白いなろう系マンガレビュー】


Youtubeに投稿した動画の内容をぎゅっとまとめてご紹介し、動画では言えないことも言っちゃうコーナーです!

情報

作品名:劣等眼の転生魔術師 ~虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く~
原作者:柑橘ゆすら
キャラクター原案:ミユキルリア
コンテ:猫箱ようたろ

漫画:峠比呂
出版:小説版→集英社(ダッシュエックス文庫) 漫画版→集英社(ヤングジャンプコミックス)

小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載が開始されました。(現在削除済み)

2021年9月現在、小説版は5巻、漫画版は7巻まで刊行されています。

スピンオフのタイトルは「虐げられた最強の孤児が異世界で無双する」(既出2巻)です。

あらすじ

魔王を倒し、残党だけとなった世界で大魔術師である主人公「アベル」はパーティーを追放されてしまう。

魔族の殆どが持つ琥珀色の眼をしたアベルは強大な魔法を使えるが、平和な世の中では迫害の対象になるからです。

だから未来に掛けて転生だ!

200年後に転生して幼少期の姿になったアベルは、近付いてくる人間に擬態した女魔族の気配を察知して身を隠す。

子どもの姿では不安だが、先制攻撃をかけようと飛び出し!

「綺麗だ」

と見惚れてしまい、完全に無防備になってしまったアベル!

しかし、何故か初手好感度MAXで

「アベル様・・・ずっとお待ちしておりました」

とへたり込む女魔族。

女魔族は以前、「魔王の娘」というだけで殺されそうになっていた所をアベルが救った「リリス」だった!

100年以上アベルを探しており、それからずっと目覚めるまで待っていたらしいです。

そして、リリスが用意した家へと雪道を歩きつつ移動するのでした。

わざわざ子どもの姿にしてしまったせいで、本来の実力の3割も出せなくなってしまったので、

アベルは成長期までは静かに暮らそうとします。

その間、世界が200年でどれほど成長しているかと文献を読んでいると、魔術師のレベルが段違いで衰退していた!

本を読んでいると、隣の豪邸の家にいるという息子が不法侵入してきて、「舎弟になれ!」と迫って来ました。

面倒だからと、琥珀色の眼を見せ怖がらせて近づかせないようにしたが・・・

「ひよこ眼(チックアイ)」だとバカにされ大笑い!

どうやら200年後の世界では、魔術の適性がない「ゼロの眼」と呼ばれバカにされているようです。

魔族との戦争がなくなり、人類同士の戦争も起きてない平和な時代のおかげで、魔術を研鑽する必要もなく、

琥珀眼は10年は修行しないと全属性を扱えない事から、他の属性と比べ能無し呼ばわりされているようです。

やれやれ、この時代でも人並みの生活を送れないのかやれやれ。

感想

やれやれ・・・

愛が爆発してしまったリリスにお風呂へ連行され混浴!

「やれやれ、男女が裸で風呂に入るなんてどうなるか分かってるのか?やれやれ困った奴だ」

対してリリスは

「女として見てもらえて嬉しい!」

とアベルを引き寄せ、豊満な乳房を顔面に押し付けた!

やれやれ困ったな、と無表情に引き剥がすアベル。

お約束の学園に行き、入試で圧倒的力を見せつけ、やれやれ簡単な問題だなやれやれ

やれやれ・・・が多くて多くて・・・

基本的に人を見下すスタンスはどうにかなりませんか・・・

そういう所じゃないんですかね、パーティーから追い出された原因って。

良かった点もあるよ!

しかし、1巻の真ん中辺りは結構普通に面白く読めたんですよ。

やれやれしつつも、息子君と遊んであげる部分は良かったですね。

鬼ごっこ

劣等眼の転生魔術師 ~虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く~」1巻より引用

リリスと手を繋いで雪道を歩くシーンは非常に良かったです!

雪山

劣等眼の転生魔術師 ~虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く~」1巻より引用

何を言ってるのか分からない方もいるかも知れませんが、先にスピンオフの方を読むと、結構良いシーンだなぁと思ったんです。

スピンオフの方では、アベルの幼少期を描いていたのですが、最初、親に化け物扱いされて、冬の雪荒ぶ中家から放り出されたんです。

家族に捨てられるアベル

劣等眼の転生魔術師 ~虐げられた最強の孤児が異世界で無双する~」1巻より引用

子どもの頃は一人寂しく、絶望の中世界に強制的に放り出されたのと比較し、

今回は自分を慕う者と手を繋ぎ、心晴れやかに楽しい気分で新しい世界へ歩き出す姿は本当に良かったと思います。

・・・まぁ、スピンオフが後に出てるんですけどね、どうでも書き換えることは出来るんですけどね。

この幼少期の物語を最初に書いてしまってから、転生後の物語にすれば良かったのにって思います。