【感想・ネタバレ】異世界転生してハーレムを堪能しようとした俺様、鬼道春風の物語【なろう系WEB小説レビュー】


Youtubeに投稿した動画の内容をぎゅっとまとめてご紹介するコーナーです!

情報

作品名:異世界転生してハーレムを堪能しようとした俺様、鬼道春風の物語
原作者:破壊の使徒X(Twitter:@KKB3T5nEHlMPW2C)

小説投稿サイト「小説家になろう」にて2021年1月より連載開始。(作品はコチラ)

また、リメイク版としてコチラで投稿を開始しています。

あらすじ

なろうテンプレ通り、車に轢かれ、死亡してしまった主人公「鬼道春風」が無事、神様っぽい人の前に出ました。

お決まりのように、転生させられます。

その時に、転生特典として

  • 無限大の魔力
  • オリンピック選手の数十倍の身体能力

を貰いました。

さぁ!ここから異世界ハーレム性活をして存分に楽しもう!

転生直後は、鬼道好みの鬱蒼とした森スタート。

身体能力を確かめてみると、巨木を一殴りすれば簡単にへし折り、

思い切り飛べば、数十mは飛べる脚力を持っていました。

その後、ゾンビっぽいモンスターに襲われましたが、白髪イケメンになんとか助けられ、

「魔術教団」なる組織へと連行されていくことに。

この世界では先程のモンスター「捕食者イーター」が自然発生して、人々を襲っている現状です。

その捕食者を倒すには魔力を持った人間、魔術師が必要。

しかし、魔術師は一般人よりもずば抜けて強いために、魔術教団が徹底管理している訳です。

そんな世界観を白髪イケメンに教えられて、女性ばかりがいるという教団支部へと連れて来られ・・・

入団試験で、支部内で最弱な魔術師相手に殺される寸前まで痛めつけられましたが、なんとか入団クリア!

住処となる場所も確保でき、これから教団支部で俺TUEEE!無双ハーレムを作っていくぞ!

感想

表現力が弱い

世界観としては面白そうな設定だと思いました。

けれど、結構読者側が想像して補完しないといけないくらいに文章が少ないです。

すごく文章読むのに苦労しました。

もっと情景とか人物についてしっかりと説明して然るべきな気がするんですよ。

作者の頭の中にはキチンと情景やキャラ、行動が思い浮かんでいるんでしょうが、Outputが弱いです。

そういう表現力が低くて、どうなってるの?という部分は多々ありますし、誤字脱字もいくつか見受けられます。

主人公が酷い

ラーメンで例えると、

見た目はそこまで美味しそうじゃないなぁというのが出てきて食べてみると・・・

見た目に反し、スープ美味しい!

チャーシューやメンマ、卵も美味しく出来ている。

じゃあメインの麺を食べてみると・・・

ブヨッブヨですぐ千切れて、口に運ぶとネチャネチャ歯にまとわりついて来るし、口内をずっと刺激してくる劇物入ってて喉を痛めつけ、食べた後もずっと口内に残り続けて舌を麻痺させ反射的に胃液が上ってきて今まで食べた具材が外に飛び出してしまうカビの生えたようなゲロまず異物

という感じ。

麺さえ食べなければ美味しい気持ちのままでいられたのに・・・と後悔する1品です。

誤字脱字とか描写が足り無いとかは、こちらが勝手に補完すれば良いだけだから正直そこまで気にしませんよ。

文章の殆どが一人称視点での語りだって目を瞑れます。

細かいツッコミどころが多いのも、まぁしょうがないよね!と思えます。

ただね・・・

主人公は駄目ですよ。

自己中、自分勝手、傲慢、無責任、他者を見下し、女性を物としか考えない○○○欲溢れるハーレム至上主義の自分最優先な俺様主人公

見るに絶えないです・・・

小学生時から、父や兄が何人もの女性と遊び「貪っていた光景」を目にしていたから、性格が歪んだんでしょうか。

しかし、何故父や兄が出来ていたのに、この主人公は出来なかったんでしょうか?

そこの背景が全く書かれていないので、同情も共感も出来ません。

何歳なのか、どういう容姿なのか、生前の暮らしはどうだったのか。

私が読んだ所まででは何も書かれていませんでした。

どうしてこの世界にこの主人公来ちゃったかなー・・・と思ってしまいます。

主人公以外は良い

最初に主人公と出会った白髪イケメンの方がよっぽど主人公が合う感じがします。

戦闘力が非常に高く、好青年感がある青年です。

この人だけが出てくる場面が多々ありますが、そのシーンは不快感なく読んでいられますし。

ですが、時々口調が汚くなるので、表裏の激しいタイプ・・・だと思っています。

今後明かされてくるんでしょうね!

恐らくなんですが・・・

「主人公を嫌って、頻繁にちょっかいを掛けてくる悪役モブキャラ」

というのが本作品の主人公なんじゃないかと思います。

そちら側の視点で見ればまだ・・・うん・・・

駄目ですね!